ニュートロジーナのハンドクリームって一度は聞いたことあるけど、どんな物だったかよく覚えていないという方も多い方と思います。
CMだと『翌朝、感じてください。』と言ってる商品ですね。
実際に宣伝もたくさんされていて、オンラインショッピングのサイトでもほとんどの商品に高評価がついていますね。
使ったことのない方にとっては、これだけでは何とも判断しづらいと思います。この記事では、私がニュートロジーナのハンドクリームを使ってみて、実際にどのように感じたのかをお届けいたします。
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ニュートロジーナの主力ハンドクリーム3種類を比較!!
ニュートロジーナのハンドクリームで評価の高い、主力の3種類がこちら!!
- 超乾燥肌用(無香料タイプ)
- 乾燥肌用(香料タイプ)
- すぐに吸収するタイプ
3種類のハンドクリームの違いについては、こちらの写真を見てください!!
この3種類のハンドクリームについて、4つの項目で比較してみました。
それがこちら!!
- ハンドクリームの粘度
- ハンドクリームの伸び(馴染ませるまでの時間)
- ハンドクリームの匂い
- ハンドクリームを使用した部位の感覚
それでは、各々の詳細について見ていきましょう!!
ハンドクリームの粘度比較
ハンドクリームの粘度は超乾燥用(無香料タイプ)と乾燥肌用(香料タイプ)は、粘度が高い(ハンドクリームが硬い)のと、チューブの口が狭いこともあって、圧力をかけないとハンドクリームが出てきません。
すぐに吸収するタイプのハンドクリームは、超乾燥用(無香料タイプ)と乾燥肌用(香料タイプ)と比較して粘度が低い(ハンドクリームが柔い)のと、チューブの口が広いのでハンドクリームが簡単に出てきます。
実際に、3種類を手に使用してみた時のハンドクリームの粘り具合は、超乾燥用(無香料タイプ)と乾燥肌用(香料タイプ)は、どちらも粘りがあり手に引っかかる感じは強いです。
反対に、すぐに吸収するタイプのハンドクリームは、粘りが少ないので手に引っかかる感じは弱いです。
ハンドクリームの伸び
ハンドクリームの伸びに関しては、ハンドクリームの粘度と反比例関係があり、粘度が高いもの(ハンドクリームが硬い)ものは、手に引っかかる感じが強いのでクリームが伸びるまでに時間がかかります。
反対に、ハンドクリームの粘度が低いもの(ハンドクリームが柔い)ものは、手に引っかかる感じが弱いのでクリームがスムーズに伸び短時間で手に馴染みます。
これらの関係を図解するとこのようになります。それがこちら!!
ハンドクリームの粘度と伸びを分布図にすると、ハンドクリームの粘度が高くて(ハンドクリームが硬い)、伸びが悪いグループと、
ハンドクリームの粘度が低くて(ハンドクリームが柔い)、伸びが良いグループに二極化される事が言えますね。
どちらが良い悪いという概念は無いのですが、これらのグループを別の視点で捉えると、ハンドクリームを塗るのに時間がかかるグループと、短時間で塗れるグループに分ける事も出来ます。
ハンドクリームの匂い
ハンドクリームの匂いに関しては、超乾燥用(無香料タイプ)はパッケージにもありますが無臭です。燥肌用(香料タイプ)は、かすかに甘い香水のような匂いがします。
すぐに吸収するタイプのハンドクリームも、わずかに水のりのような匂いがします。ハンドクリームの匂いを、強い順に並べるとこのようになります。
匂いの強度は、私の感覚ですが、この3種類の中で一番匂いがするのが『すぐに吸収するタイプ』です。
普段から香水を使っている方は、全く感じないレベルの匂いだと思います。しかし、全く香水を使っていない方で匂いに敏感な方は気になると思います。
ハンドクリームを使用した部位の感覚
ハンドクリームを使用した部位の感覚は、超乾燥用(無香料タイプ)と乾燥肌用(香料タイプ)は、使ったあとに手の表面に厚い膜が張ったような感じになります。
また、手の表面に軽く湿度を感じ、手はモッチリしたような潤いを感じます。
すぐに吸収するタイプのハンドクリームは、手の表面に膜が張ったような感覚は無く、手はサラサラしていてベタつき感は全然ありません。
すぐに吸収するタイプは、保湿の部分でいうと即効性があり、超乾燥用(無香料タイプ)と乾燥肌用(香料タイプ)遅効性のものだと言えます。
ハンドクリームの水分量と油分量の変化
ハンドクリームの水分量(SMC)と油分量(SOC)の変化について調べる際に、スキンチェッカーを使って調べてみました。
このスキンチェッカーでハンドクリーム使用前、使用直後、使用5分後の状態を測定しました。
測定方法についは、以下の方法で行いました。それがこちら!!
- ハンドクリームを使用する直前の手の状態をスキンチェッカーで測定
- その後、ハンドクリームを使用後すぐに同じ部位を測定
- ハンドクリーム使用後なにもせずに、5分経過後おなじ部位を再測定
この3つのデータを測定することで、ハンドクリーム使用前後の5分間で、
手の水分量、油分量がどのように変化するのか確認することができます。
スキンチェッカーでの測定部位はこちらを見てください!!
実際の測定結果がこちら!!
種類 | 超乾燥用(無香料) ハンドクリーム |
乾燥用(香料入り) ハンドクリーム |
すぐに吸収する ハンドクリーム |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
使用前後 | Before | After | After 5 min |
Before | After | After 5 min |
Before | After | After 5 min |
SMC (水分量) |
14% | 53% | 45% | 19% | 52% | 41% | 19% | 45% | 31% |
SOC (油分量) |
29% | 17% | 30% | 24% | 19% | 29% | 24% | 30% | 41% |
SE (弾性) |
41 | 58 | 57 | 42 | 57 | 54 | 43 | 57 | 50 |
SA (肌年齢) |
42 | 27 | 29 | 39 | 26 | 27 | 38 | 29 | 30 |
これだけでは、若干見づらいのでグラフにしてみました。
最初に、超乾燥用(無香料タイプ)ハンドクリームのSMC(水分量)とSOC(油分量)が、ハンドクリーム使用前、使用直後と使用5分後がどのように変化したのか見てください!!
次に、乾燥用(香料入り)ハンドクリームの推移がこちら!!
最後に、すぐに吸収するハンドクリームのグラフがこちらです!!
ニュートロジーナの3種類のハンドクリームを使用前、使用直後でスキンチェッカーで実測して言えることが、水分量が約2.4倍~3.8倍近く上昇してます。
水分量の上昇値だけみると、超乾燥用(無香料タイプ)ハンドクリームの方が、使用前と使用5分後の比較でも約3.2倍の水分量を保持しております。
また、すぐに吸収するハンドクリームは、水分量の上昇値は3種類の中で、一番低いのですが、油分量の上昇値が高く使用5分後に、使用前比較で約1.7倍の値になってますね。
この結果から言えることは、水分量を集中的に与えたい場合は、超乾燥用(無香料タイプ)ハンドクリームがオススメで、特に油分量を与えたい場合はすぐに吸収するハンドクリームが最適ですね。
ニュートロジーナの赤と青が、〇〇される理由がこの違い!!
ニュートロジーナの赤(超乾燥肌用)と青(乾燥肌用)が、支持される理由が、ハンドクリーム使用中に感じる厚い膜で覆われるような感覚だと言えます。
この『厚い膜の張ったような感覚の正体とは何なのか?』について成分を調べてみました。
この2種類のハンドクリームに共通して言えることが、純度99%グリセリンが配合されていることが分かりました。
もともと、グリセリンは分子が小さいことで、角層に浸透しやすく保湿効果が高いのですが、ニュートロジーナの赤(超乾燥肌用)と青(乾燥肌用)に使用されている
グリセリンは純度が99%有り高濃度なため、保湿力が優れていることが言えます。
ニュートロジーナハンドクリームには、こんな特徴が!!
ニュートロジーナハンドクリームの超乾燥肌用と乾燥肌用の大きな特徴は、
ハンドクリームが高濃度に濃縮されているので、50mlのハンドクリームチューブで200回分使用できることですね。
また、高濃度に濃縮されたハンドクリームにより、乾燥や低湿度などの環境や条件が悪い中でも、すぐに滑らかな手にしてくれますね。
すぐに吸収するタイプのハンドクリームは、即効性があり集中的に湿度を与えてくれるので、短時間で潤いのある手になります。
また、すぐに吸収するタイプのハンドクリームは、ベタつく事なくすぐに吸収され、肌を落ち着かせる有効成分であるパンテノールが配合されてます。
ニュートロジーナの3種類のハンドクリームを見てきて、時間のある時にじっくり保湿したい場合は、超乾燥肌用と乾燥肌用を使われると良いかと思います。
反対に、仕事の合間や休憩時間などの忙しい時間帯では、短時間で保湿できベタつかない『すぐに吸収するタイプ』のハンドクリームが最適だと思いますね。
まとめ
- 超乾燥用(無香料タイプ)ハンドクリームは、使用直後と使用5分後の水分量の上昇が高い
- 超乾燥用(無香料タイプ)ハンドクリームと、乾燥肌用(香料タイプ)ハンドクリームは使用後に膜が張ったような感覚がする
- すぐに吸収するタイプのハンドクリームは、即効性がありベタつかずに短時間で手に潤いを与えてくれる
ニュートロジーナの主力ハンドクリーム3種類を見てきましたが、大きく分けて超乾燥用(無香料タイプ)ハンドクリームと超乾燥用(無香料タイプ)ハンドクリームは香料の有無がありますが、同じくくりになるかと思います。
どちらにも、共通しているのがハンドクリームの粘度が高く(ハンドクリームが硬い)、満遍なく手に塗るのに時間が掛かりますが、手に膜が張ったような感覚があり保湿力があると言えます。一日の中で、就寝前とかの時間のある時に保湿すると効果が続くと思われます。
すぐに吸収するタイプのハンドクリームは、ハンドクリームの粘度が低く(ハンドクリームが柔い)、手になじませるのに掛かる時間は短くベタつかないので、外出先の応急処置としては、すぐに吸収するタイプのハンドクリームがオススメですね。