ユーセリンって聞いたことありますか?『ユーセリンって何?』と考えている方もいると思います。ユーセリンはドイツで、100年以上の歴史がある皮膚科化粧品ブランドです。
皮膚科化粧品ブランドって名前は凄そうだけど、『本当に効果あるの?』って考えている方は、この記事を読み終わる頃に考え方が、変わっていると思います。
正直、私もユーセリンのハンドクリームに出会うまでは、ハンドクリームは、どの商品も大差無いと思ってました。良くなっても一時的だろうと、、、。しかし、その考えは大きく変わりました。
この記事では、ユーセリンのハンドクリームを使って、どう感じたのかをお届けいたします。
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ユーセリンのハンドクリームが手荒れに効く理由が〇〇にあった!!
ユーセリンのハンドクリームはが手荒れに効く理由が、保湿時間が長いことにあります。
一体どのくらい保湿時間が長いのかと言うと、今回比較検証した3種類のユーセリンハンドクリームのうち2種類のハンドクリームのパッケージに保湿され続ける具体的な時間の記載があります。
(ph5ハンドクリームがハンドクリーム使用後24時間の保湿、UreaRepair Plusが48時間乾燥から保護)
ph5ハンドクリームの保湿時間の記載がこちら!!
そして、Urea Repair PLUSハンドクリームの保湿時間がこちら!!
私も、実際に使ってみて感じることなのですが、ハンドクリームを使用後、手はサラサラしていて全くベタつきません。
しかし、ハンドクリームを使用してから数時間経過した後に、手を水洗いするとハンドクリームが溶けて指先にベタつきを感じるので、手を水洗いするまで潤いが保たれていると言えます。
ハンドクリームを使用後は、保湿効果を考えると、できるだけ水に触れないほうが良いと言えます。もし、どうしても水仕事される場合は、仕事前や、まとまった休憩時間に使用されることをオススメします。
ユーセリンのハンドクリームのおすすめがこちら!!
ユーセリンのハンドクリームおすすめが、こちらの3種類になります。
- ph5
- Atopi Control
- Urea Repair Plus
それでは、各々のハンドクリームに、どんな特徴があるのか見てきましょう!!
ph5
ph5は、敏感で乾燥したストレスのある肌に適応したハンドクリームで、ph(※1)を自然な値に回復させる働きがあります。
ph・・・その液体が酸性なのか、アルカリ性なのか表す尺度のことです。数値は1から14あり、真ん中の7が中性になります。
ph7より数値が小さいと酸性になり、ph7より数値が大きいとアルカリ性になります。
健康な人の肌のphは、通常ph4.5からph6の弱酸性になっております。オイリー肌の人ほどph4.5の酸性に近づく傾向があり、乾燥肌ほどph6のアルカリ性に近づく傾向があります。
ph5ハンドクリームにはph5クエン酸緩衝液(※2)が使用さており、これにより皮膚の最適なph値である弱酸性値に回復している。
ph5クエン酸緩衝液・・・多少の酸が加えられても、蒸発や希釈によって濃度が変化しても、ph5が変動しないように作られた液体
Atopi Control
Atopi Controlのハンドクリームは、素早く吸収され、乾燥して荒れた手に弾力を戻してくれます。また、神経皮膚炎(※1)や手湿疹(※2)を起こしやすい肌にも適してます。
神経皮膚炎・・・皮膚の慢性的な炎症により痒みがでる病気です。かいてしまう事で、痒みが出て、またかいてしまうので悪循環になりやすい。
手湿疹・・・手にできる湿疹や炎症の総称で、手に触れる物の刺激やアレルギーで生じます。手荒れがさらに進行した状態といえ、手や肌に赤みがでたり、ブツブツしたりする状態です。
Urea Repair Plus
Urea Repair Plusは、超乾燥用ハンドクリームで、頻繁に水仕事をする方にオススメで、肌の保湿を改善し、肌の水分量と油分量のバランスを戻してくれる働きがあります。
この水分量と油分量をもとに戻す有効成分が、Urea Repair Plusに配合されている尿素、セラミド(※1)と天然保湿因子(※2)の組み合わせによって達成されています。
セラミド・・・肌を外部の刺激から守る働き『バリア機能』を、しっかりと機能させるための成分です。
天然保湿因子・・・皮膚に備わっている保湿成分の総称で、成分としては、アミノ酸類、ミネラル塩類や有機酸など。
ユーセリンを使ってみて分かった3つのこと!!
3種類のユーセリンハンドクリームを使ったみて、どんな手触りや匂いがあるのかなど、使用時の感覚を3つの項目で調べてみました。
その項目がこちら!!
- ハンドクリーム粘度(伸び)
- ハンドクリームの匂い
- ハンドクリームを使用した部位の感覚
それでは、各々のハンドクリームで、どのような違いがあったのか見ていきましょう!!
ph5
ph5のハンドクリームの粘度は低く、ハンドクリームは水っぽいのでハンドクリームがスムーズに伸びます。少量つける分に数秒で手や肌に馴染みます。
ハンドクリームの匂いは、微香料でかすかに甘い香りがしますね。ハンドクリームを使用した部位の感覚は、少しモッチリ感があり、しっとりしてますがベタつきはありません。
Atopi Control
Atopi Controlのハンドクリームは、粘度が少し高いので、ph5より少しハンドクリームが硬いです。ph5と同じ分量をチューブから取り出す際にも、チューブにかける圧力は強くなります。
ハンドクリームが硬いのでph5のハンドクリームより伸びにくく、手に馴染むのに時間が掛かります。ハンドクリームの匂いは、微香料でかすかに鼻にツーンとくる匂いがありますが、ハンドクリームを使用した箇所に鼻を近づけない限り匂わないレベルです。
ハンドクリームを使用した部位の感覚は、湿度がありモッチリ感があります。
Urea Repair PLUS
Urea Repair PLUSのハンドクリームの粘度はph5のハンドクリームと同じくらい粘度が低く、ハンドクリームが水っぽいのでハンドクリームがスムーズに伸びます。
ハンドクリームの匂いは、尿素が配合されているためか、鼻にツーンとくる強い刺激臭があります。特にハンドクリームを使用している時に匂いを強く感じます。
ハンドクリーム使用後は、ハンドクリームを使用した箇所に鼻を近づけない限り匂わないレベルに落ち着きます。ハンドクリームを使用した部位の感覚は、湿度を感じますがサラサラしてます。
3種類のユーセリンハンドクリームの匂いを比較すると下記の図に表すことができます。
それがこちら!!
そして、3種類のユーセリンハンドクリームの粘度を比較すると、このようになります。
3種類のユーセリンハンドクリームで、使ってみた感じは私個人の意見ですが、ハンドクリームの匂いが駄目な方やベタつくハンドクリームが嫌いな方にとって、参考意見となれば幸いです。
ユーセリンハンドクリームを測定して分かった2つのこと!!
3種類のユーセリンハンドクリーム使用前後で、スキンチェッカーで肌の状態を測定して分かった事がこちら!!
結論
- ph5とUrea Repair PLUSは、水分量改善に特化したハンドクリーム
- Atopi Controlは、水分量と油分量のバランスを整えるハンドクリーム
それでは、どのようにこの結論に至ったのか見ていきましょう!!
スキンチェッカーを使って3種類のユーセリンハンドクリーム使用前、使用直後と
使用5分後の水分量と油分量をの測定しました。
測定方法は下記の手順で行いました。それがこちら!!
- ハンドクリームを使用する直前の手の状態を、スキンチェッカーで測定
- その後、ハンドクリームを使用後すぐに同じ部位を測定
- ハンドクリーム使用後なにもせずに、5分経過後おなじ部位を再測定
毎回、左手の親指と人差指の付け根の部分にスキンチェッカーを当てて、同じ場所を測定する事で、測定部位のバラツキを最小限にしました。
実際に、スキンチェッカーで測定した部位がこちら!!
実際の測定結果がこちら!!
種類 | ph5 | Atopi control | Urea Repair PLUS | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
使用前後 | Before | After | After 5 min |
Before | After | After 5 min |
Before | After | After 5 min |
SMC (水分量) |
14% | 47% | 41% | 17% | 47% | 33% | 17% | 56% | 46% |
SOC (油分量) |
28% | 31% | 28% | 27% | 31% | 39% | 27% | 20% | 32% |
SE (弾性) |
41 | 55 | 55 | 42 | 55 | 51 | 44 | 57 | 57 |
SA (肌年齢) |
42 | 27 | 26 | 40 | 27 | 30 | 42 | 27 | 29 |
これだけだと、分かりにくいのでグラフにしてみました。
ph5ハンドクリームの水分量と油分量のグラフがこちら!!
次に、Atopi controlハンドクリームの水分量と油分量の推移がこちら!!
最後に、Urea Repair PLUSハンドクリームの水分量と油分量の図になります!!
ph5とUrea Repair PLUSのハンドクリームに当てはまることが、使用前と使用直後で水分量が約3.3~3.4倍増えており、水分量の上昇率が高いことが言えます。
油分量に関しては、使用直後、使用5分後の数値が上がったり、下がったりしていて規則性の無いデータになってました。
これらの結果から、ph5とUrea Repair PLUSのハンドクリームは、水分量に特化してハンドクリーム使用部位の改善をしていると考えられます。
Atopi controlのハンドクリームは、使用前と使用直後で水分量が約2.8倍増えており、水分量の上昇率で言うと、ph5やUrea Repair PLUSより低いと言えます。
しかし、油分量に関しては、使用前から使用5分後にかけて約1.2倍増加しており、Atopi controlのハンドクリームは水分量と油分量をバランス良く整える働きがあると言えます。
まとめ
- ph5とUrea Repair PLUSは保湿効果が長い(ph5 24時間/Urea 48時間)
- ph5とUrea Repair PLUSは、水分量改善に特化したハンドクリーム
- Atopi controlは、水分量と油分量のバランスを整えるハンドクリーム
ユーセリンのハンドクリームは保湿効果に優れており、ph5のハンドクリームに関しては、人間の肌に適した弱酸性を意図的につくりだして、肌の『バリア機能』を活性化していると言えます。
Urea Repair PLUSは、ハンドクリームに配合されている尿素と、皮膚に備わっている天然保湿因子とセラミドの働きをうまく活用して潤いを与えていますね。
Atopi Controlのハンドクリームは、乾燥した手や肌の水分量と油分量のバランスを整えることで保湿していると言えます。